オリンパスは、独自開発したディープラーニング技術を用いて、国立病院機構呉医療センター・中国がんセンターの臨床研究部病理診断科と、「胃生検材料を用いたAI病理診断支援ソフトウェア」の共同研究を行った結果、精度の高い病理診断が期待できる成果が得られたと発表した。スキャナーを用いて病理ガラス標本全体をデジタル化した「病理ホールスライド画像」をもとに学習させ、陽性を陽性を判定する感度で100%、陰性を陰性と判定する特異度50%に近い精度が得られたという。今後もAI病理診断支援ソリューションの提供に向けた開発に取り組んでいく。
癌の早期発見が可能になり、病理診断の需要が拡大する中、病理医不足が叫ばれている。さらに診断件数の増加や内容の複雑化によって、病理医の負担軽減を実現するかが大きな課題となっている。
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