バイオ医薬品企業の仏ポクセルは、都内に完全子会社の日本法人を設立し、1日付で元米ヤンセンファーマシューティカルのメディカルアフェアーズ本部長の金子隆志氏(写真)が社長に就任した。
ポクセルは、2型糖尿病と非アルコール性脂肪肝炎(NASH)を含む代謝性疾患を対象とした医薬品の研究開発に注力している。国内では、大日本住友製薬と共同で、2型糖尿病治療薬「イメグリミン」の第III相試験「TIMES試験」を実施しており、来年上半期の初期データ発表を見込んでいる。
日本法人は、3月に設立され、従業員数35人。主に臨床開発の機能を担っている。
社長に就任した金子氏は、93年に東京大学の博士号を取得以降、参天製薬のグローバル研究開発本部長、スイスのノバルティスのメディカルエクセレンス部門ヘッド、米ヤンセンファーマのメディカルアフェアーズ本部長などを歴任。製薬業界に加え、臨床や医学研究など33年以上の医師としての経験を有する。