田辺三菱製薬は、ガサガサ肌・白い粉ふき乾燥肌など、多くの女性が経験している角化を伴う乾燥症状に対して、医療現場のスタンダードである尿素を用いた処方の皮膚治療薬「コートfレグケア」(第3類医薬品)を新発売した。
同社が昨年、20~60代女性に対して「肌の乾燥に関する調査」を行ったところ(回答1028人)、53.5%と半数以上が1年以内に「スネ」の乾燥を経験していることが分かった。また、その割合は他の部位と比較しても出現率が高い結果となった。しかし、その対処については保湿クリームなどで、一時的な処置をしている人が多かった。
スネなどの乾燥時に肌表面が白く粉をふいたようになるのは、肌の角化(肌表面に古い角質が蓄積した状態)が原因で、こうした乾燥症状に対し医療現場では保湿作用と角質融解作用を併せ持つ「尿素」を用いた治療が主流になっている。
新製品の「コートfレグケア」は、OTC医薬品として最高濃度となる尿素20%(1g中に200mg)を配合しており、肌に積もった余分な古い角質を取り除きながら、肌の奥に浸透して内側から保湿する。さらに、炎症を抑えるグリチルリチン酸二カリウム、血行を良くして肌に栄養を行き渡らせるビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)を配合し、肌の再生を助け、粉をふきにくい状態に導く。容量45gで、税別希望小売価格1280円。
同社では乾燥が気になる季節に向け、10月から「コートfレグケア」のTVCMを放映する予定。CMには、粉ふき乾燥肌に悩む女性の日常の一コマに可愛いカエルが登場し、歌と共に製品の特徴を印象づける内容。このカエルはウェブサイトやドラッグストア店頭の販促物にも登場し、乾燥に悩む女性の味方として適切な治療法の啓発をサポートする。