自立へ向けての基盤整備も
兵庫医療大学薬学部は兵庫県と連携して、丹波市山南町で採れる生薬、当帰の葉の“6次産業化”に取り組んでいる。葉を食材に用いた新商品の企画をはじめ、販路開拓や採算確保まで道筋を探り、地場産業の創出を図る。プロジェクト終了後も、地域が自立して発展できる基盤を整えたい考えだ。
薬学部の3研究室の教員と学生らが、現地の栽培農家や丹波市立薬草薬樹公園、NPO法人社会還元センター「グループわ」などと、当帰の葉を使った新しいレシピや商品パッケージなどについて意見を交換。試食会や地域おこしイベントを月に1回ほど開いて試験的に販売し、商品化を検討してきた。2017年度は、当帰の葉を練り込んだうどんやパン、パウンドケーキといった6品の商品化を実現。和食、洋食、スイーツまで出そろった。
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