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「紅茶うがい」がヒントに

2018年10月10日 (水)

◆秋を迎えて小売店頭では各種のど飴が目立ち始めたが、東京日本橋の老舗菓子屋である榮太樓が発売したのが「紅茶博士のテアフラビンのど飴」。早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構の矢澤一良上級研究員、高見澤菜穂子自責研究員らとタッグを組んで開発した
◆同研究グループは、従来の「のどの調子が悪くなってから舐める」ではなく、「のどのイガイガに備えるため」をコンセプトに機能性のど飴の開発に着手した。紅茶ポリフェノールのインフルエンザ感染予防効果は各種論文上でも知られており、「紅茶うがい」にヒントを得て製品化した
◆紅茶ポリフェノールの一種であるテアフラビンを1袋に10.32mg含有し、紅茶本来の香りが残る製法で、味にもこだわった。高見澤氏は、紅茶の機能性研究に長年携わっており、製品に「紅茶博士の」という冠を付けるこだわりも
◆榮太樓では肥満や糖の摂取が制限される人向けにどら焼や羊羹の開発に力を入れており、一部ドラッグストアでも人気とか。現代に生きる老舗の取り組みに注目したい。



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