財務省は9日の財政制度等審議会財政制度分科会に、2019年度予算編成に向けた社会保障制度改革案を示した。患者の少額受診に一定程度の追加負担を求め、かかりつけ薬局とそれ以外の薬局で定額負担に差を設けること、かかりつけ機能を果たしていない薬局の調剤報酬を見直すことなどを改めて提案した。委員からは、「かかりつけ機能の成果が出ていない」として、その理由を考えるべきとの意見も出た。
改革案では、患者の少額受診に一定程度の追加負担を求めることを明記。かかりつけ薬局とそれ以外の薬局で定額負担に差を設け、かかりつけ薬局に患者を誘導すべきと改めて提言した。さらに、地域でかかりつけ機能を担っている薬局を評価する一方で、機能を果たしていない薬局の調剤報酬の水準を見直すよう引き続き求めた。
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