インテージグループのアンテリオ(東京千代田区)は、全国のOTC医薬品販売動向調査データをもとに、2018年8月度の「OTC医薬品薬効別ランキング」を発表した。8月のOTC関連市場の販売金額は935億円で、7月に比べると98.6%の実績ではあったが、過去4年の8月の平均を100とした場合の指数では100.9であり、平年並みの売上となった。
調査は、同社のSDI(全国一般用医薬品パネル調査)に基づくもので、OTC医薬品を販売している全国のドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター、ディスカウントストアを対象にPOSデータをオンライン収集した。調査店舗数は3245店舗で、対象カテゴリーは医薬品と医薬部外品(バーコードが付与されている商品のみ)とし、各店舗におけるバーコード別の販売年月日、販売個数・金額などを調査した。
これによると、8月に好調だった薬効群は「ビタミンC剤」が前年同月比で2.7億円増、「解熱鎮痛剤」が2.1億円増、「滋養強壮剤」が1.2億円増、「強心剤」と「痔疾用剤」が各0.6億円増など。中でも「ビタミンC剤」は、7月に続いて好調薬効群にランクインしている。
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