旭化成は、京都大学のiPS細胞技術に関する知的財産等を管理し、企業に技術移転を行う「iPSアカデミアジャパン」から、iPS細胞技術に関する特許の通常実施権を獲得した。全世界における外傷性関節軟骨損傷を適応疾患とするiPS細胞技術に関する非独占的通常実施権と、軟骨分化誘導技術に関する独占的通常実施権を取得する。今後、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の妻木範行教授との共同研究を推進し、外傷性関節軟骨損傷に対するiPS細胞由来の再生医療等製品の実用化に向けた製造技術の確立を目指す。
契約により、旭化成は特許権が及ぶ全世界で外傷性関節軟骨損傷を適応とするiPS細胞由来の再生医療等製品を、独占的に研究開発・製造販売する権利を保有。iPSアカデミアジャパンに契約一時金、開発段階に応じたマイルストン、上市後に販売額に応じたロイヤリティを支払う。
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