厚生労働省は16日、「原則禁忌」とされている腎機能の検査値異常が見られる患者へのスタチンとフィブラート系薬の併用について「重要な基本的注意」に移行する添付文書の改訂を指示する通知を、製造販売業者に発出した。これまで日本では横紋筋融解症の発現のしやすさから禁忌となっていたが、国内外のガイドラインで併用禁忌となっていない現状を踏まえ、先月25日の薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会で改訂が了承されていた。
両剤の併用は、横紋筋融解症が発現しやすいため、原則禁忌とされているが、欧米では一部薬剤を除き腎機能の検査値異常が認められる患者に両剤を併用禁忌としていない。
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