来年度中に臨床研究用を完成
アステラス製薬とゲーム会社「バンダイナムコエンターテイメント」は、継続的な運動が必要な生活者を支援するスマートフォンなど向けアプリに関する共同開発契約を結んだ。3Dモーション認識技術に強い「Moff」(モフ)が開発したウェアラブル端末を連動させたアプリで、アステラスがアプリで提供される運動プログラムを立案し、バンダイナムコがアプリ内のコンテンツ、ソフトウェアの企画開発を行う。来年度中に臨床研究で使える運動支援アプリの開発を目指す。アステラスは、将来的には運動支援アプリで収益化できるよう、ビジネスモデルの検討を行う。医療用医薬品事業に集中するアステラスだが、デジタル技術を活用した新事業に参入を目指すことになる。
アステラスは今年度からスタートした中期経営計画の重点領域の一つとして、医療用医薬品(Rx)事業で培ってきた強みと異分野の技術と知見を融合した新たなヘルスケアソリューション(Rxプラス)の創出を目指しており、今回の取り組みはその一環。アステラス製薬がネットワークコンテンツや家庭用ゲームで企画開発力に優れ、ヘルスケア分野への進出を目指すバンダイナムコに協業を申し込み、運動支援アプリの共同開発契約の締結に至ったという。
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