◆敷地内薬局を開設する動きが止まらない。日本薬剤師会や各地域の薬剤師会は断固反対の姿勢を示し続けているものの、規制改革推進会議での討議を経て国が容認に転じた以上、病院側は気にすることなく粛々と手続きを進めているように見える
◆いくら反対しても阻むことができず、大手調剤薬局チェーンに敷地内薬局を取られるくらいなら「薬剤師会が自ら敷地内に会営薬局を開設する戦略に転じてはどうか」という声を、ある有識者から聞いた
◆地域の各薬局と連携する体制を構築。初回は会営薬局で受け付けるが、2回目以降は地域の薬局に患者を紹介する。かかりつけ薬局の推進を阻む存在ではなく、その推進を後押しする最前線拠点として敷地内薬局を活用する逆転の発想だ
◆これまでの主張と整合性がとれなくなり、多額の資金を工面する必要もあるなど、その設置には課題が多い。とはいえ、一部の地域では実現しそうな気配もある。現状を踏まえ、どの道を選べば未来が拓けるのか。熟考が求められる場面なのかもしれない。
敷地内薬局の開設止まず
2018年11月07日 (水)
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