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【徳島大研究グループ】スタチンが大動脈解離抑制‐「既存薬の再開発」で新知見

2018年11月09日 (金)

RWD解析から効果確認

石澤教授(右)、座間味准教授

石澤教授(右)、座間味准教授

 徳島大学大学院医歯薬学研究部臨床薬理学分野の研究グループは、医療現場で使用されている既存薬に新たな薬効を見出すドラッグリポジショニング(DR)研究で、脂質異常症治療薬「ピタバスタチン」に大動脈解離の発症を抑える効果があることを明らかにした。疾患モデル動物での検証に、実臨床での投薬結果を反映したリアルワールドデータ(RWD)の解析を加え、異なる二つの方法でその効果を確認した。ほかにも、抗癌剤の副作用を抑制する効果を既存薬に見出す研究を進めており、来年にもその成果の一部を公表する計画だ。

 臨床薬理学研究室の石澤啓介教授(徳島大学病院薬剤部長)、座間味義人准教授(同副薬剤部長)らの研究グループは、以前からDR研究に取り組んできた。その一環として、ピタバスタチンには血管内皮機能改善作用があることに着目。血管内皮機能の破綻が起点になって大動脈解離が発症することを手がかりに、同剤にはその発症を抑制する効果があるとの仮説を立てて、検証を進めた。


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