日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は、来年3月に開催する第19回JAPANドラッグストアショー(15~17日、幕張メッセ)の中に、「食と健康アワード2019」と題し、特別企画ゾーンを設置する。通常ブースとは別に出展募集をしており、商品の機能や効能に特化した形で、二つのテーマに基づいたゾーンを展開していく。
健康寿命延伸のヘルスケア政策が推進される中、ドラッグストア業界は生活者の暮らしに寄り添う「街の健康ハブステーション」実現を目指すと共に、『2025年10兆円産業』へ向けた取り組みとして「食と健康」マーケットの創出に動き出しており、JACDSでは「ある意味で“食と健康”が今後のドラッグストアの成長の鍵を握っていると言っても過言ではない」と指摘する。
来年のドラッグストアショーは、JACDS設立20周年の記念事業にも位置づけており、その中で特別企画「食と健康アワード2019inドラッグストアショー」を計画している。前回のショーに来場した業界関係者へのアンケートで、今後増やしてほしい分野・商品を聞いたところ、トップは「医薬品」だったが、これに次いで2番目に多かったのが「健康食品・機能性表示食品」であったことからも、業界として期待が高まっている分野といえよう。