
アステラス製薬は、再発・難治性のFLT3遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病(AML)を適応とした世界初のFLT3阻害剤「ゾスパタ錠40mg」(一般名:ギルテリチニブフマル酸塩)について、世界に先駆けて新発売した。ファーストインクラスの薬剤であり、アステラスの成長を牽引する製品の一つと位置づける。
同剤は、FLT3の活性化変異である遺伝子内縦列重複変異(ITD)とチロシンキナーゼドメイン変異(TKD)の双方に阻害活性を示すことで、変異を有する腫瘍細胞の増殖を抑制すると考えられている。AML患者全体の3分の1にFLT3変異が認められている。
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