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安全はタダではない

2018年12月21日 (金)

◆医薬品医療機器制度部会で議論してきた薬機法改正案がまとまった。医薬分業に関して別途、取りまとめが行われる異例の展開となり、その中で「対物中心の業務を行うだけで業が成り立っている」とまで指摘された。6年間教育を受け、国家試験に合格した薬剤師に対する評価としては、あまりに敬意を欠いたものと思う
◆そもそも医薬分業のメリットを示せと執拗に要求され同じ土俵に乗ってしまったことがボタンの掛け違いの始まりなのだろう。患者に安全な薬物療法を提供することが薬局薬剤師の重要な役割であり、安全こそがメリットなのだが患者に見えない。そこが隙になった
◆「日本人は水と安全はタダだと思っている」と言った人がいたが、患者も薬を飲んで安全が当然と思っているのではないか。もし安全に焦点を当てた議論をリードできれば展開は違ったかもしれない
◆言いたい放題を許した部会の議論に多くの薬局薬剤師は悔しい思いをしたはず。全国の英知を結集すればアピールする反論材料はある。まずは行動あるのみだ。



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