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眼科疾患を橋頭堡に

2018年12月19日 (水)

◆長期を見据える製薬企業のレンズが眼疾患に焦点を当てる。アステラス製薬は細胞治療に本格参入する中、細胞移入時に免疫拒絶リスクが少ない眼科疾患を橋頭堡にする。大日本住友製薬もiPS細胞由来の細胞治療で難病のドライ型加齢黄斑変性に挑む。医薬品で治療できない疾患を細胞で治す1丁目1番地が眼疾患だ
◆眼科領域の治療技術といえば、コンタクトレンズなどのアイケアから外科手術と幅広く、医薬品では眼圧を下げる薬剤がなじみ深い。参天製薬や千寿製薬などスペシャリティファーマが強いニッチ市場だった
◆しかし、失明の危険性が高いウェット型加齢黄斑変性でVEGF標的のバイオ医薬品が登場し、近い将来細胞治療も出てくるだろう。プレイヤーはスペシャリティファーマ、ベンチャーから製薬大手まで多士済々だ
◆高齢化社会を迎え、眼疾患の治療技術は重要になる。参天は特殊環状ペプチドの基盤技術を持つペプチドリームとも提携した。細胞医療、バイオ薬、中分子薬、遺伝子治療、低分子薬が揃い踏みする日も近い。



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