彩都産学官連携フォーラムで報告
医薬品医療機器総合機構(PMDA)医療情報活用部長の宇山佳明氏は23日、豊中市で開かれた「彩都産学官連携フォーラム」で、医療情報データベース「MID-NET」の企業側の活用について「まだ様子見が多い」と指摘した。GPSP省令が改正され、昨年4月から製薬会社の製造販売後調査に医療情報データベースを活用できるようになったが、製薬会社が「MID-NET」の利用を申請し、承認されたのは現在3件にとどまっている。宇山氏は「企業の方と一緒に製造販売後データベース調査という新たな枠組みを定着させていきたい」と述べ、積極的な利用を呼びかけた。
MID-NETは国が中心になって構築し、10拠点23病院の電子カルテ情報を集積したもの。昨年4月から本格的な運用が始まった。行政だけでなく企業にも門戸を開き、利用申請を受け付けている。
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