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病院薬剤師の地域偏在問題

2019年03月06日 (水)

◆病院薬剤師の地域偏在問題は依然として解決されていない。ある地方の病院薬剤師から「この県内で就職する新卒薬剤師は年間約30人しかいない。そのうち10人は行政に就職する。残り20人を薬局と病院で奪い合っている」と聞いた
◆その地方の基幹となる大学病院でも、薬剤師数は定員割れが続いている。薬剤師の必要性は院内で認知され「これだけの人員を揃えていい」と許可されているにも関わらず、薬剤師を確保できないのが現状だ
◆理由の一つに病院薬剤師の初任給の安さがある。その地方では新卒薬剤師に50万円の初任給を払う薬局があるとか。これでは病院は太刀打ちできない。しかし近年は、薬局と同程度の給料を薬剤師に払う病院も、その地方で出てきたという
◆病院薬剤師の給料アップはずっと業界の悲願だった。需給バランスが大きく崩れると、病院でもそこまで給料が上がる場合があることに驚いた。とはいえ、これはレアケース。それだけの給料を払う価値があると認めさせるような業務を追求することが王道だろう。



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