厚生労働省は1日、2017年患者調査の結果を公表した。入院患者約131万3000人、外来患者約719万1000人で、共に14年の前回調査から減少した一方、高齢化の進展などで65歳以上の患者数は過去最多となった。主な傷病の総患者数では、悪性新生物の患者が178万2000人で過去最多となったほか、新薬開発などの影響によりウイルス性肝炎患者は15万6000人で過去最少だった。
調査は3年ごとに実施しており、全国の病院6427施設、一般診療所5887施設などのうち、これらの施設を利用した入院・外来患者約228万人、退院患者約115万人を対象とした。その結果、入院患者数は131万2600人で、前回調査から6000人以上減少した。0~64歳が減少傾向にある一方、高齢化の進展などで65歳以上は増加傾向にあり、96万0900人で過去最多となった。
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