公正取引委員会は12日、小林製薬に対し、同社が販売する芳香消臭剤「トイレの銀の消臭元」、水洗トイレ用芳香洗浄剤「銀のブルーレットおくだけ」(つめ替え用含む)で、事実と異なる表示があったとして、表示をやめさせる排除命令を行ったと発表した。
公取委は、商品に配合された「銀イオン」によって、「消臭元」では除菌、「ブルーレット」では便器の黒ズミを防止する点が事実と異なる表示だったと認定した。小林製薬は、既に誤解される表示と判断し、2月にこれら商品を自主回収している。
同社は12日、「排除命令を受けた事実を真摯に受け止め、適切な再発防止策を講じ、適正な表示記載に万全を期す活動に取り組んでまいります」とするコメントを発表した。
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2008年02月15日