昨年11月19日のシェリング・プラウコーポレーションとオルガノン・バイオサイエンスの事業統合に伴い、両社の日本法人であるシェリング・プラウ(本社大阪市、社長鳥居正男氏)と日本オルガノン(本社大阪市、社長ハンス・ファンエールト氏)の2社は、7月1日付で事業統合すると発表した。
統合後の新会社はシェリング・プラウとし、社長には鳥居氏が就任する。新会社は大阪・東京の2本社制度を導入するが、登記上の本店は大阪市の現シェリング・プラウ本社に置く。東京本社には営業・マーケティング、臨床開発、薬事、事業開発、広報を、大阪本社には臨床開発、市販後安全調査、管理部門をそれぞれ設置する。
国内市場での売上高は、シェリング・プラウが793億円(2007年薬価ベース)、日本オルガノンは210億円(06年薬価ベース)。4月時点のMR数はシェリング・プラウが870人、日本オルガノンが250人。
事業統合について、鳥居社長は「シェリング・プラウは来年、日本で50周年を迎える。事業統合を機に、今後も引き続き、安全で有効性の高い革新的医薬品を開発し、提供することで、日本の医療向上に貢献していく所存」とコメントしている。