◆2月23、24日に実施された第104回薬剤師国家試験では、1万0194人の合格者が出て、3年ぶりとなる「合格者数1万人超え」となった
◆厚生労働省は、今国会に提出されている医薬品医療機器等法改正案で、服薬期間中の継続的な患者フォローの義務化や薬局の機能別都道府県知事認定制度(名称独占)の導入などを提案している。法改正に伴い、薬剤師の対人業務がこれまで以上に増えることを想定し、薬剤師の監督下で非薬剤師でもできる業務を整理する考えを示している
◆厚労省の2016年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況によると、薬剤師は30万人を超えるまでに増えた。その大部分が社会保障制度のもとで生活していることを考えると、このまま増え続けて制度が維持できるかという疑問や不安が出てくる
◆法案成立後は、これからの社会で必要とされる薬剤師数はどれくらいなのか、真剣に議論する必要があるだろう。もちろん、分かっていながら手を付けられない「薬学部の定員数削減問題」も含めてである。
薬剤師30万人超えで
2019年04月17日 (水)
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