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【医療安全情報】薬剤中止遅れで手術延期‐薬剤部指摘しリスク回避も

2019年04月17日 (水)

 日本医療機能評価機構は、手術・検査前に投与中止すべき薬剤について、投与中止の指示を出さなかったことなどで予定した手術・検査が延期になった事例が2014年から5年間で7件報告されたことを、15日付の「医療安全情報」で公表した。乳房切除手術前に中止を検討すべき薬剤であることに医師が気づかなかったが、手術の実施前日に薬剤部が1週間の休薬が推奨されていることを指摘して手術を延期するなど、医師以外の医療職種が水際で事故を未然に防いでいる実態がうかがえた。

 今回の調査は14年1月~今年2月まで実施。医療機関では、手術などの観血的医療行為を行うに当たって出血リスクを軽減するため、予定日前に投与を中止する薬剤がある。こうした中、中止すべき薬剤を把握していなかったことや中止指示を出さなかったことにより、予定していた手術・検査が延期になった事例が7件報告された。


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