大阪天王寺区で調査‐処方変更も「任せられる」
大阪市天王寺区の基幹病院5施設と薬局が疑義照会を不要とするプロトコールを導入した結果、医師の大半はこの取り組みを良いと評価していることが、5病院の医師を対象に実施したアンケート調査で分かった。薬局薬剤師の処方変更についても「任せることができる」など肯定的に捉える医師が約9割を占めた。調査をまとめた大阪赤十字病院の小林政彦薬剤部長は、「多くの医師は、業務の負担軽減効果はそれほど実感していないにも関わらず、患者さんのためになると考えており、取り組みに好意的だった」と話している。
天王寺区では2016年11月から、NTT西日本大阪病院、大阪警察病院、大阪赤十字病院、四天王寺病院、早石病院の五つの基幹病院と薬局が連携して策定したプロトコールに基づき、これまで疑義照会として薬局薬剤師が医師に問い合わせていた内容の一部を不要とし、事後報告で済ませる取り組みが始まった。
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