エーザイの内藤晴夫CEOは23日、都内で開いたR&D説明会で、アルツハイマー病(AD)治療薬候補「アデュカヌマブ」の開発中止に言及。抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「BAN2401」とBACE阻害剤「エレンベセスタット」の第III相試験が順調に進行しているとし、「われわれのAD疾患修飾療法の火は消えたわけではない」と強調し、AD治療薬の上市に意欲を示した。
アデュカヌマブは、米バイオジェンとの共同開発で国際共同第III相試験を実施していたが、独立データモニタリング委員会で、主要評価項目を達成する可能性が低いと判断された。抗アミロイドβ抗体は、他社の臨床試験でも失敗事例が相次いでいたが、エーザイも最終段階を突破することができなかった。
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