
荻原豊氏
キョーリン製薬ホールディングスは13日、荻原豊常務取締役を新社長に内定する人事を発表した。穂川稔社長は代表権のある会長に就任する。子会社の杏林製薬では荻原茂常務取締役が社長に昇格し、穂川氏が会長となる。6月21日開催予定の定時株主総会とその後に行われる取締役会で正式決定する。
荻原豊氏は、1967年生まれの51歳。青山学院大学理工学部を卒業後、90年4月に杏林製薬に入社、11年6月取締役社長室長、16年6月に常務取締役を歴任し、今年4月からキョーリン製薬HD常務取締役経営戦略室長を務めている。

荻原茂氏
荻原茂氏は、56年12月生まれの62歳。東京薬科大学薬学部を卒業後、79年に杏林薬品(現杏林製薬)に入社、ヘルスケア部長を経て09年に同社執行役員、11年6月にキョーリン製薬HD執行役員とキョーリンリメディオ社長、13年6月に取締役、15年4月に創薬本部副本長兼わたらせ創薬センター長、17年6月に常務取締役、今年4月に杏林製薬常務取締役に就任している。