◆医師の働き方改革が関係者の注目を集めている。今年4月から段階的な施行が始まった働き方改革関連法では、医師に対する時間外労働の上限規制には猶予期間が設けられたものの、5年後には適用される見通しだ
◆今後、医師の長時間労働をいかに軽減するかが焦点になる。医師にしかできない業務に集中してもらうため、医師以外で対応可能な業務は、“タスク・シフティング”を推進し、他職種に移管する必要があると強調されている
◆その受け皿として看護師への期待は大きいが、薬剤師も一定の役割を果たせると思う。実際に病院薬剤師は、検査や処方オーダの入力など、従来は医師が手がけていた様々な業務を実践している。この実績をもっとアピールしてほしい
◆薬局薬剤師については直接的な貢献は難しそうだが、副作用マネジメントや薬物療法の最適化などで踏み込んだ役割を担うことができれば、医師の負担軽減につながる。国の方針を背景に自身の業務拡大を堂々と主張できるいい機会が到来したと思うが、どうだろうか。
医師の働き方改革
2019年06月07日 (金)
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