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GDP対応で進む物流企業への委託

2019年06月21日 (金)

◆昨年12月に公表された医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインへの対応に当たり、製薬企業は医薬品の輸送・保管過程の品質を担保する必要性に加え、イノベーション創出に経営資源を集中させるために物流コスト削減も求められるようになった
◆こうした状況に対して、ガイドライン発出をビジネスチャンスと捉えているのが物流業界だ。総合物流大手を筆頭に、医薬品に特化したGDP対応の物流サービスを強化しており、複数の荷主が倉庫に共同で保管・配送する共同物流によるコスト削減を訴求し、顧客である製薬企業の取り込みを図っている
◆既に具体的な動きがあり、中外製薬は今月、三菱倉庫と医薬品に関する物流業務を完全委託する契約を締結。これまで中外物流が自前で担っていた業務を外部委託する形となる
◆ただ、GDP対応で物流企業への委託が業界全体で進んだ場合、これまで製薬企業で物流業務を担っていた人材への対応が課題となることが予想され、相次ぐ早期退職者の募集に拍車がかかるかもしれない。



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