4月1日付で星薬科大学の新たな学長に中西友子氏(東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授)が就任した。中西氏は、放射線植物生理学の第一人者であり、放射線、アイソトープを駆使した植物のイメージング研究や福島第一原発の土壌汚染研究などで成果を挙げ、数々の賞も受賞してきた。就任に当たって本紙のインタビューに応じた中西氏は、星薬大について「伝統と実力のある大学」との認識を示し、「現場を熟知して、特に若手で頑張っている教員、研究者に対してどうやって“励ます評価”を行っていけるか考えていきたい」と抱負を語った。著名な研究者である中西氏が、薬科大学のトップとしてどのような手腕を発揮するのか注目が集まる。
星薬大は、1911年に創立者の星一(はじめ)氏が前身の星製薬を設立し、社内に教育部門を設けたことを起源としており、薬科大学として108年の歴史と伝統がある。中西氏は「これまで蓄積してきた優れた人材、教育、研究、環境が全て揃っており、さらに大学が発展していくためにサポートできれば」との所信を語る。
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