◆昨年度から福岡県薬務課が取り組んでいる薬物再乱用対策事業。薬物事犯の初犯者に対し、回復プログラムを受けられる支援体制を整備し、再犯者率の減少を図るのが狙い。既に約50人と面談するなど支援を行っている
◆薬物事犯の中でも、特に覚醒剤事犯の検挙者は依存性の高さから再犯者が多い。2017年の同県の再犯者率は71.5%で、全国平均の65.5%を上回っている。今年1月策定の「県薬物乱用防止第5次5カ年戦略」でも、再乱用防止対策を大きな柱に位置づける
◆薬物乱用者の再乱用防止には、薬物依存症の治療と社会復帰支援が必要になる。ただ、刑務所入所者や保護観察対象者などの再犯者には、回復支援プログラムが実施されているが、執行猶予判決を受ける初犯者にはその機会がないのが現状だ
◆前述の50人のうち10人ほどは医療機関や回復プログラムを実施する精神保健福祉センターにつなげることができたという。薬物乱用防止啓発と共に、薬物依存症者の再犯防止に向けた支援活動は大きな意義がある。
薬物依存症者への支援活動
2019年08月05日 (月)
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