◆電車に乗ると、多くの乗客が各自のスマートフォンを見つめている。暇つぶしの主役が本や新聞からスマホに代わって久しいが、人は何かに依存しないと生きられないのかもしれない
◆それでも薬物への過度な依存は避けたい。国の最新の薬物情勢によると、昨年は大麻の所持や使用などで検挙された人が過去最多を記録した。海外での合法化や誤った知識が検挙者数増加につながったとの見方もある。覚醒剤の押収量も3年連続で1トンを超え、薬物乱用撲滅は遠い
◆一方、危険ドラッグの検挙者数は3年連続で減少し、取り締まり強化という関係者の努力の成果が出始めている。政令指定都市の薬剤師会なども一般人を対象とした啓発活動に力を注いでいるところで、地道な積み重ねが撲滅につながると実感する
◆かぜ薬やたばこなど、身近なものが入口となって薬物乱用につながるケースが多い。検挙者数の減少に即効性がある取り組みはないかもしれないが、一人ひとりが薬物に関心と正しい知識を持つことが乱用防止の一歩となる。
依存してはいけないもの
2019年09月13日 (金)
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