◆「就職先として安易にドラッグストアを選ぶ薬学生が少なくない。自分の将来をしっかり考えた上で進路を決めてほしいのだが…」。こんな嘆きを薬系大学教員から聞いた
◆ドラッグストアで働く卒業生などがリクルーターとなって薬学生にアポイントを取り、居酒屋で酒を酌み交わしながら職場の良さを語る。病院志望の薬学生には「数年働いてからでも病院に転職できる」と吹き込む。近年こうしたアプローチが目に付くという
◆多額の奨学金を抱える薬学生は少なくない。高い初任給は魅力的だ。背景には「薬剤師国家試験の勉強に集中するためにも就職先を早く決めてしまいたい」という事情もあるようだ
◆この教員はドラッグストアへの就職を否定しているのではない。病院でも薬局でも、就職先を安易に決めることに警告を発しているだけだ。安易な就職先の選択は、薬剤師として社会の中でどんな役割を担っていくかという職業意識の低下につながりかねない。自分が本当に進みたい道であれば、薬剤師としての輝きは増すはずだ。
安易な就職先選びでは
2019年09月18日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿