厚生労働大臣など関係閣僚で構成する薬物乱用対策推進会議はこのほど、覚醒剤や麻薬等の所持、使用などによる検挙者数を示した「2018年薬物情勢」を公表した。大麻の検挙者数は前年から544人(16.9%)増加した3762人で過去最多を記録したほか、覚醒剤の押収量は3年連続で1トンを超えた。一方で、危険ドラッグの検挙者数は433人となり、関係法の改正や取り締まり強化などの影響によって3年連続で減少した。
昨年1年間に、覚醒剤、大麻、麻薬・向精神薬、あへんの所持や使用などで検挙された人は1万4322人で、前年から303人(2.2%)増加した。
このうち、覚醒剤の検挙者数は1万0030人で、254人(2.5%)減少した。一方で、大麻は3762人で544人(16.9%)増加し、コカインも217人で32人(17.3%)増加し、いずれも検挙者数は5年連続で増加して過去最多となった。
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