日本メジフィジックス(NMP)は、千葉県袖ケ浦市にある千葉事業所内で建設を進めてきた創薬拠点「CRADLE(クレイドル)棟」を竣工したと発表した。治療と診断を融合させたセラノスティクスを推進する創薬拠点として設立され、放射線の1種であるアルファ線を放出する放射性同位元素(RI)を用いた治療薬とコンパニオン診断薬の研究開発を行う方針だ。来年3月の本格稼働を予定している。
クレイドル棟は、建設面積980m2、延べ床面積1900m2の地上2階建て。昨年10月から建設を開始していた。アルファ線の治療薬の開発・製造を行う拠点を有する企業は、NMPが国内初となる。本格稼働に向け、今後は研究設備・機器などの設置を進める。
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