
大阪府薬の藤垣会長(前列)、西副会長(後列左)、堀越常務理事
大阪府薬剤師会は今年度、薬局薬剤師が投薬後の患者を継続的にフォローアップするため、最適な方法を明らかにする事業に取り組む。患者への連絡手段、連絡の頻度、体調変化や服薬の把握状況について、会員から症例を集めて解析し、疾患や薬剤ごとの最適なフォローアップ方法を提案したい考えだ。専門性の高い薬物療法に対応できる薬局のあり方や、施設間・職種間の最適な情報連携手法も検証、提案する。医薬品医療機器等法改正の内容を先取りし、各薬局が必要な体制を整備する上で参考となるモデルを示す。
薬機法改正内容を先取り
同事業は、厚生労働省のモデル事業として採択されたもので、10~12月の2カ月間実施する。期間中に収集した症例や各地の実践事例を解析し、事業報告書をまとめる。
大阪府薬会長の藤垣哲彦氏は、「今回の事業は継続審議中の薬機法改正を見据えた取り組みになる。法改正に向けたエビデンス作りの一助になればと思っている」と意気込みを語る。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。