日本製薬団体連合会は、国際委員会内に「アジア医薬品・医療機器規制調和グランドデザインに対するタスクフォース」を立ち上げ、4月から活動を開始した。日本の新薬やOTC医薬品、後発品、漢方薬をアジア諸国に供給することを目標に活動を進めていく。特に中国や台湾、韓国、東南アジア諸国を活動対象国に指定し、タスクフォースから各国に担当者を配置することで、日本企業がアジアに進出しやすい環境整備を目指す。
グランドデザインは、革新的医薬品へのアクセスが限られるアジア諸国で、日本で承認された医薬品が迅速に患者に提供されるよう、6月に政府が産官学が協働で取り組むべき施策をまとめたもの。医薬品開発に関する規制要件調和や治験ネットワーク構築など基盤整備に取り組むことが盛り込まれている。
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