◆今月1日から消費税率が10%に上がった。二度の先送りを経て、三度目の正直となったが、何と言っても最大の問題は軽減税率だろう。どの商品が8%で、10%なのかよく理解できている国民は多くないのではないか
◆ドラッグストアでもOTC薬など医薬品に該当するものと、それ以外の商品で税率が違う。医薬部外品のドリンク剤は10%、サプリメントは食品で8%だが、ビタミン剤は医薬品で10%、のど飴も10%と8%の商品があってややこしい
◆国民に最も身近な医薬品であるOTC薬が増税対象となり、10%の税率が適用されることは、ドラッグストアのみならず、地域でOTC薬を揃えて健康サポート薬局の取り組みを進める保険薬局にも痛手となるかもしれない
◆折しも医療費が保険財政を圧迫し、危機感を持った健康保険組合連合会が医療用医薬品の一層のスイッチ化を要求し、OTC薬の活用を進めようと提言している状況である。消費増税がOTC薬市場にどのように影響するのかも大きな注目点となりそうだ。
消費増税のOTC薬市場への影響は
2019年10月04日 (金)
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