人工知能(AI)ベンチャーのFRONTEO(フロンテオ)ヘルスケアは、製薬企業向けの創薬関連論文検索ツール「創薬研究支援AIシステム」を活用し、創薬を加速させるための新事業の検討に乗り出した。サービス提供企業内の研究者をつなぎ、同システムの利用者の検索履歴から、類似したテーマを扱う社内の研究者を自動抽出。社内横断的な研究に結びつける。リサーチ・ディレクターの豊柴博義氏は、「AIが検索履歴をトラッキングし、別の研究者の考えを統合することで、研究に新たな知見を還元できるのではないか」と話している。
同システムは、創薬研究者が立案した仮説に対し、医学を主題とした「PubMed」の1400万種類の論文データと創薬標的発見を目的としたデータベース「Open Target」に掲載されている170万種類の分子情報をもとに、短時間で創薬仮説と関連した情報を検索できるというもの。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。