◆若手の病院薬剤師から「病院の経営者に『薬剤師数が多すぎる。数を減らすように』と言われている」と聞いた。病院経営は赤字体質で、その余波が押し寄せているとのことだった
◆若手薬剤師は非常に仕事熱心で、ベッドサイドに出向いて患者の声に耳を傾け、全力で支えている。薬剤師ならではの視点で様々な処方提案を行い、薬物療法の最適化にも貢献している。他の薬剤師もこの若手薬剤師に引っ張られるようにアクティブだ
◆確かに薬剤師数はやや多めではあるものの、多すぎるほどではない。傍目から見ても薬剤部全体のパフォーマンスは高い。それにも関わらず、なぜ「赤字だから数を減らせ」と短絡的に言われてしまうのか
◆薬剤師は医師・看護師の業務負担軽減や薬物療法の効果・安全性の向上、入院期間短縮など様々な領域で貢献しているはずだが、その効果を定量的に把握しづらいことが要因の一つだろう。臨床研究を立ち上げなくても日常業務を行う中で自動的にこれらの貢献度を数値化できる仕組みがあればいいのだが。
「薬剤師数が多すぎる。」
2019年10月16日 (水)
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