◆秋は台風が頻繁に訪れる季節だ。日本に住み続ける限り、台風や地震などの自然災害には嫌でも付き合わなければならないが、最近の規模と生活に与える影響の大きさは想定の範囲を超えている
◆先月も台風が列島を直撃し、千葉県を中心に停電や断水などの被害が相次ぎ、現在も大きな影響が残る。平時はあまり意識しないが、電気や水道といったインフラの安定が重要と改めて思い知らされる
◆医薬品の安定供給もインフラと同様に不可欠なもの。緊急時は薬局の機能停止や供給ルートの断絶により、患者の生命が危険にさらされる可能性が高い。一方、薬剤師会や卸売業界は災害に備え、マニュアルに各職種が取り組むべき役割を詳細に記載している。東日本大震災以降、被災地での調剤機能を備えたモバイルファーマシーを導入する動きも拡大している
◆緊急時には、備えがなければ専門職でも迅速に動ける人は多くない。想定外の災害が頻発する今こそ、マニュアルを再読するなどして、安定供給を担う職種の役割を再確認すべきだろう。
災害に備えを
2019年10月11日 (金)
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