中外製薬の今年度通期営業利益が2000億円を超える見込みだ。昨年発売した血友病治療薬「ヘムライブラ」が成長を牽引し、第3四半期決算が予想以上の好業績を達成。特に営業利益については9カ月時点で通期予想を上回り、純利益は通期を含め初の1000億円突破となり、通期予想の大幅な上方修正を行った。上席執行役員CFOの板垣利明氏は、24日に開催した決算説明会で、今年度からスタートした3カ年中期経営計画「IBI21」で掲げる事業目標について、「見直しが必要であるかを検討している」と明らかにした。
同社では第3四半期では初めて売上高5000億円を突破した。通期予想については売上高を期初に掲げた5925億円から6800億円に引き上げ、営業利益は1430億円から2180億円と2000億円を超える計画に見直した。
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