米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)は20日、米セルジーンの買収を完了したと発表した。セルジーンはBMSの完全子会社となり、普通株式の取引終了に伴い社名は消滅する。買収額は約740億ドル(約8兆円)と製薬業界でも最大級の規模となった。両社の昨年売上高を合算すると378億ドルに達し、世界トップ10入りは確実になる。癌などを重点領域としたグローバルメガファーマが誕生する。
両社は1月に買収に合意していたが、BMSとセルジーンの株主からの承認や政府当局からの承認を全て取得し、買収完了に至った。吸収合併に伴い、セルジーンが米アムジェンに経口乾癬治療薬「オテズラ」(一般名:アプレミラスト)の権利を134億ドル(約1兆4147億円)で譲渡することになっており、今後速やかにオテズラ売却を完了させ、売却益は債務削減に優先的に充てる予定。
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