インテージヘルスケアは、全国のOTC医薬品販売動向調査データをもとにした2019年10月度の「市販薬(OTC)市場薬効別ランキング」を発表した。それによると、10月の販売金額は、消費税増税後の買い控えで前年同月比11.4%減の874億円となり、過去5年の10月で最も販売金額が小さくなった。消費税増税後の買い控えが大きく影響したほか、甚大な被害をもたらした台風19号によって店舗の臨時休業や交通機関の計画運休などが相次いだことも影響したと見られる。
調査は、同社のSDI(全国一般用医薬品パネル調査)に基づくもの。OTC医薬品を販売しているドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター、ディスカウントストアを対象に、POSデータをオンライン収集した。調査店舗は3245店舗。対象カテゴリーは医薬品と指定医薬部外品(バーコードが付与されている商品のみ)とし、各店舗におけるバーコード別の販売年月日、販売個数・金額などを調べた。
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