医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団=2月19日に、専門コース「フォーミュラリーが医療を変える―何がどのように変わるのか」を、東京渋谷の日本薬学会長井記念ホールで開く。
フォーミュラリーは、医薬品の有効性や安全性などを科学的根拠と効率性を総合的に評価し、医療機関や地域ごとに策定する医薬品の使用指針とされている。
医薬品の処方は全て医師の知識と経験に基づく判断に任されていたが、主な疾病の処方を標準化することにより、患者に最も有効で経済的な医薬品使用が可能になるだけでなく、処方・使用時の安全性向上につながると期待されている。
一方、製薬企業には、新薬の有効性や安全性だけではなく、医療経済的側面からも既存薬と比べた優越性が求められ、フォーミュラリーの普及により医薬品は医療経済的な面からの比較が常に行われるようになり、開発段階からの理論武装が必須となることが予想される。
同研修会では、様々な立場から、フォーミュラリーの影響や今後のあり方が探られる。問い合わせは、同財団研修担当(TEL03-3400-5644)まで。