持田製薬の持田直幸社長は1月29日、都内で開催した記者懇談会であいさつし、「昨年10月に続き4月にも薬価改定が行われるなど、業界全体は厳しい環境にある」と述べ、重点領域である循環器、産婦人科、皮膚科、精神科、消化器の主力品や新薬に経営資源を集中させる方向性を強調した。その上で、「パートナーとのアライアンスを積極的に活用し、グローバルにも認められるスペシャリティファーマを目指して活動していく」と意欲を示した。
持田氏は、主力品に成長した抗うつ薬「レクサプロ」について、「田辺三菱製薬や吉富薬品との連携を通じて、抗うつ剤市場のナンバーワンを目指し、売上を拡大していきたい」と語った。潰瘍性大腸炎治療剤「リアルダ」は収益の柱として位置づけ5-ASA製剤のトップを目指すほか、慢性便秘症治療剤「グーフィス」「モビコール」で便秘薬市場で存在感を高め、消化器領域の強化を図る考えだ。
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