◆新型肺炎の影響でマスクがどこでも品切れ状態にある。ウイルスは中国で猛威を振るっており、日本も感染者が増えて大きな影響を受けている。その余波が薬局やドラッグストアにも訪れ、マスク購入に全国で国民が殺到するという状況である
◆連日のテレビ報道やSNSに感染症の専門家が登場し、新型肺炎の予防に「マスクはあまり意味がない」「感染力は強いが重症度は低い」と説明しても、パニックは加熱している。ネット上では多くのデマも発信され、新型肺炎の感染拡大を前に混乱が広がっているようだ
◆東日本大震災後に福島第一原発の事故が発生した時も、放射線量に関する情報が混乱してパニックになったことが思い起こされる。「見えない敵」と戦う恐怖が誤った情報を受け入れる隙になった
◆「正しく怖がる」ことが重要と言われるが、パニック状況下では専門家の意見も「楽観的すぎる」と退けられ、マスクに殺到してしまう現状もある。有事だからこそ、粘り強いリスクコミュニケーションが求められる。
「見えない敵」と戦う恐怖
2020年02月05日 (水)
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