厚生労働省は6日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、情報共有や意見交換を目的とした全国衛生主管部局長会議を緊急で開いた。国内外の感染状況や医療・検疫体制の構築など、現在の取り組みを報告した上で、今後のウイルス流行に関する見通しについて、「医学的な議論が進んだ段階でシナリオを示したい」と説明。さらに、マスクの供給不足問題にも言及し、「メーカーに引き続き増産を要請するなどし、在庫がない状況をできる限り早く解消したい」との考えを示した。
この日の会議で厚労省は、感染が疑われる人を診断する「帰国者・接触者外来」の開設など、新型コロナウイルスの流行拡大に対応した医療体制整備の取り組みを説明。その上で、今後のウイルス流行の見通しについて「現時点では具体的にどのくらい流行するか明確なシナリオはない」としつつ、「医学的な議論が進んだ段階でシナリオを示したい」との考えを示した。
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