◆ユダヤ系ドイツ人の少女アンネ・フランクが書いた手記をまとめた「アンネの日記」は有名な文学作品だが、作品の主人公であるアンネの足取りを死から生誕へ遡るようにして欧州を旅して書かれた本がある
◆作者は、オランダのアムステルダムにある隠れ家を訪れたとき「もし、あの時密告する人がいなければ」、アンネの生家があるドイツのフランクフルトでは「もし、あの時ナチス・ドイツに投票する人がいなければ」と考えたという。そこで気づいたのは、一人ひとりの選択が1人の人間を生かしも殺しもするということ
◆それでも人は絶えず選択を迫られながら生きて行かざるを得ず、また一人ひとりに選択の余地がある。そうだとすれば、いま自分たちがしようとしている選択は5年後、10年後にどう影響を与えるか真剣に考えるべきだろう
◆22日に日本病院薬剤師会、来月15日には日本薬剤師会の役員選挙が控える。関係者には後で振り返って、将来を見据えた選択ができたと思えるような投票行動をしてもらいたい。
一人ひとりの選択が
2020年02月19日 (水)
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