日本保険薬局協会(NPhA)は、2019年度会員管理薬剤師アンケートの結果を公表した。それによると、かかりつけ薬剤師の届け出について、約6割が届け出ていないことが分かった。届け出ていない理由として、「当該保険薬局に1年以上在籍していること」の要件を挙げた回答が最も多かった。一方、6割強の薬局で健康サポート薬局の研修を修了した薬剤師を1人以上配置していることが判明。配置状況が進んでいる結果となった。
調査は、NPhA会員薬局の管理薬剤師を対象に、1月7~24日に実施。3335薬局から回答を得た。主な調査結果を見ると、週32時間以上勤務する常勤薬剤師の中で、かかりつけ薬剤師を届け出ている割合は40.1%となり、約6割の常勤薬剤師が届け出ていなかった。理由は、「当該保険薬局に1年以上在籍していること」が59.5%で最多となり、「医療に係る地域活動の取り組みに参画していること」(40.5%)、「服薬指導が固定されてしまう等の運営上の問題」(39.5%)などが続いた。
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