ノバルティスファーマは、脊髄性筋萎縮症(SMA)に対する遺伝子治療用製品「ゾルゲンスマ点滴静注」(一般名:オナセムノゲンアベパルボベク)の国内承認を取得した。同製品は、SMAの根本原因である遺伝子の機能欠損を補うものであり、1回の点滴静注で治療が完了する。
ゾルゲンスマは、SMAの原因遺伝子であるヒト運動神経細胞生存蛋白質をコードする遺伝子を組み込んだ、野生型のアデノ随伴ウイルス9型(AAV9)を利用した遺伝子治療用ベクター製品。静脈内投与により、SMAの根本原因であるSMN1遺伝子の機能欠損を補って、運動ニューロンでSMN蛋白質を発現させる。これにより、運動ニューロンの変性・消失を防ぎ、神経・筋肉の機能を高めて筋萎縮を防ぐ。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。